動画編集を始めるためには「動画編集スペックを満たしたパソコン」と「動画編集ソフト」を購入する必要があります。
✓パソコン:15~20万円
✓動画編集ソフト:約3万円/年
とはいえ、動画編集の基礎さえ身に付けることができれば、数ヶ月で初期費用分を回収することができるでしょう。
本ページでは「初心者が副業で動画編集を始める前に知っておくべきこと」について解説します。
もう遅い?動画編集は初心者でも副業で稼げる理由
結論、遅くはありません。
もちろん、「動画編集が稼げるらしいぞ?」という噂が広まった2018~2019年頃と比較すれば、ちょっと稼ぎにくくなっていることは事実でしょう。
とはいえ、今から動画編集を始めて全然稼げない…ということはありません。
初心者でも動画編集で稼げる理由
- 動画広告市場が伸びている
- 動画編集スキルは意外と誰でも習得できる
- パソコンとスキルがあればどこでもいつでも副業できる
上記の理由から、動画編集は今でもおすすめできる(初心者でも稼ぎやすい)副業です。
1つずつ解説します。
理由①:動画広告市場が伸びている
稼げるか、稼げないか、という視点で考える時に無視できない要素が「市場規模」です。
インターネット広告代理店のサイバーエージェントが実施した市場調査によると、動画広告市場は毎年右肩上がりの成長をとげ、2023年には5,065億円規模になることが予測されています。
つまり、動画広告の市場規模は今後も成長し続けるということ。
そのため、市場規模が大きくなればお金がどんどん流れ込むため、動画編集に携わるお仕事はそれなりの恩恵を受けると考えられますね。
ライバルも増えるけど大丈夫!
例えば、生け簀(す)を囲む釣り人は増え続けるけど、生け簀(す)の中の魚も増え続けている状況です。
つまり、今から動画編集を始めても遅くはありません。
理由②:動画編集スキルは意外と誰でも習得できる
「動画編集って難しそう…」
「初心者の私ができるわけないよ…」
と思っている人は多いかもしれませんね。でも、それは動画編集という副業を誤解している可能性があります。
動画編集≠映像(映画)制作
つまり、副業で請け負う動画編集のお仕事は、映画のようなハイクオリティーの編集は必要ありません。
動画編集に必要なスキルはどれくらい?
動画編集スクールに通うのもありですが、独学でも全然OKです。YouTubeなどで動画編集の基礎的なスキルは十分学ぶことができます。
具体的に身に付けるべきスキルは後ほど詳しく解説しますね。
理由③:パソコンとスキルがあればいつでもどこでも副業できる
動画編集に限らず、副業で重要なことは「時間を作る」ことです。隙間時間を有効に活用することで副業に使える時間を確保することができます。
ノートPCのみで副業できる環境が理想!
例えば、メルカリ転売などの副業は在庫管理や梱包作業、さらに発送作業などがあるため、時間と場所を自由に選ぶことができません。さらに在庫リスクもあります。。
ちなみに、ノートPCだけでできる副業は動画編集以外にもありますね。Webライターやブログ運営もおすすめです。
とはいえ、動画編集は経験ゼロの初心者からでも収益化しやすい副業です。
ただし、動画編集を始めたばかりの頃は、ある程度まとまった時間を確保して、動画編集の基礎スキルを習得することをおすすめします。
初心者が動画編集で稼ぐためのスキル
ここでは1ヶ月あたり5~10万円を動画編集で稼ぐことを想定したスキルについてご紹介します。
つまり、専業(フリーランス)の映像クリエーターを目指すのではなく、副業として毎月5~10万円の副収入を稼ぐことを目標にしています。
✓動画編集に必要なスキル
- カット
➥動画の無駄なところを切り落とす作業 - テロップ入れ
➥字幕を入れる文字起こし作業 - BGM&効果音入れ
➥著作権フリーの音源を動画に差し込む作業
動画編集で毎月5~10万円稼ぐためには上記の3つを習得すればOKです。
ぶっちゃけ、これらの難易度は低いです。。
基礎編集スキルの難易度はパワポくらい!?
Officeのパワーポイントを使った経験がある人ならわかると思いますが、初めて使った時は意味わかんねーって感じですけど、慣れてしまえば簡単ですよね。
動画編集の基礎的な編集スキルもそんな感覚です。
では、もう少し掘り下げて、具体的な編集内容(案件)についてご紹介します。
副業で求められる動画編集内容は2パターン
最近の動画編集案件の需要は「1人しゃべり系」もしくは「Vlog系」の2パターンが多いです。
具体例をピックアップしていますので、実際の動画を見てみましょう。
マナブさんの動画
ヴィアンナちゃんの動画
それぞれの特徴をまとめると以下のような感じ↓
✓1人しゃべり系動画の特徴
- 視聴者が見やすく聞きやすい動画に編集
- 一本撮りした動画を適宜カットし、語り手に合わせてテロップを挿入
- 映像ではなく、語り手が放す内容が重視される
✓Vlog系動画の特徴
- カット割りを多用したテンポ重視の編集
- 時には奇抜なテロップと効果音を使い、視聴者が飽きない工夫が随所に織り込まれている
- 映像が切り替わるときのトランジション効果を取り入れる
ちなみに、上の2例のような動画編集案件はクラウドソーシングで単価5,000円前後で募集されています。
とはいえ、慣れないうちは時給換算で1,000円を下回る作業効率になることも珍しくありません。ただし、慣れてくるとその分だけ時給がUPするイメージです。
では、これくらいの動画編集ができるようになるまでにどれくらいの期間が必要になるか考えてみましょう。
初心者が動画編集で稼げるようになるまでの期間【体験談あり】
再現性の高い期間を言うと、初心者が動画編集を始めて稼げ津様になるまでの期間は3ヶ月です。
具体的なスケジュールは以下の通り。
動画編集で稼げるようになるまで
- 1ヶ月目:動画編集の基礎スキルを習得する
- 2ヶ月目:ポートフォリオを作成する
- 3ヵ月目:案件を受注する
➥動画編集は3ヶ月目から収益化するイメージ!
詳しくは【動画編集の始め方】月10万円の副収入を得るための3ステップ!を参考にしてみてください。
とはいえ、私の場合は運が良かった?こともあり、1か月独学で動画編集を学んだ後にすぐに動画編集のお仕事を受注することができました。
動画編集歴1ヵ月でも10万円稼げた!
1件10万円の案件を受注した経緯についてはこちらのページにまとめています。
ぶっちゃけ、動画編集の受注実績ゼロの状態で10万円の案件をゲットできたのは運が良かったことは間違いないため、あまり参考にならないかもしれません。
このような経験を踏まえた結果、動画編集で稼げるようになるまでの期間は3ヶ月を目安に考えるのが現実的だと思います。
とはいえ「失敗覚悟で即行動するチャレンジ精神」も大切ですね。とりあえず、基礎編集スキルを習得した後は、ダメ元でガンガン営業してみましょう!
副業で動画編集を始めるために準備するもの
Webライターやブログの場合は、パソコンさえあれば今から始めよう!ということができますが、副業で動画編集をするためには準備が必要です。
テクニカルな内容については【動画編集の始め方】月10万円の副収入を得るための3ステップ!を参考にすることにして、以下2つを準備しましょう。
動画編集するために準備するもの
- 動画編集用のパソコンを用意(購入)する
- 動画編集ソフトをインストールする
- 動画編集案件を受注するクラウドソーシングサイトに登録する
1つずつ見ていきましょう。
準備①:動画編集用のパソコンを用意(購入)する
動画編集は初心者からでも稼ぎやすい副業としておすすめですが、動画編集には初期費用がかかるというデメリットがあります。
ちなみに、すでにパソコンを持っている人は多いと思いますが、動画編集をするためには以下のスペックを満たしていることが望ましいでしょう。
✓動画編集パソコンに必要なスペック
- CPU:Corei7以上
- メモリ:16GB以上
➥予算的には15~20万円くらいです。
「上記のスペックが必要な理由」と「動画編集するためのパソコンの選び方」については失敗しない動画編集用パソコンの選び方(ノートPC編)で解説していますので、そちらを参考にしてみてください。
ちなみに、店頭で販売されているパソコンの多くは「CPU:core i5」+「メモリ:8GB」ですのでご注意ください。
動画編集用のパソコンを購入するためには、上記のスペックにカスタムするか、カスタムされたモデルを購入する必要があります。
※実店舗で売られているパソコンをそのまま購入したら失敗します。
準備②:動画編集ソフトをパソコンにインストールする
副業で動画編集をお仕事を受注する場合は、Adobe Premiere Pro[プレミアプロ]をパソコンにインストールしておくことを“強く”おすすめします。
その理由は、お仕事を受注する時に「プレミアプロで編集してください」という指示をするクライアント(依頼者)が多いためです。
ただし、プレミアプロは1年契約のサブスクで販売されている“有料”の動画編集ソフトです。
プレミアプロは月額2,728円…
動画編集を始める場合、パソコン購入費+動画編集ソフトの費用を合わせると、初年度は18~20万円の初期費用が発生します…。
動画編集は副業の中での最も初期費用がかかる副業です。しかし、動画編集は初心者から始めても収益化しやすい副業でもあります。
ちなみに、おすすめはしませんが、受注率は落ちる(応募できるお仕事が減る)可能性はあるものの「まずは“無料”の動画編集ソフトを使う」という選択もありです。
以下のページに動画編集ソフト(無料7選、有料3選)をピックアップして紹介しておりますので参考にしてみてください。
≫ 動画編集ソフトを無料で使いたい人向け※ただし、副業で動画編集するなら○○一択!
準備③:動画編集案件を受注するクラウドソーシングサイトに登録する
動画編集のお仕事はクラウドソーシングサイトを通して受注することができます。
クラウドソーシングサイトとは、お仕事を依頼したい人(クライアント)とお仕事を受注したい人を繋ぐマッチングアプリのようなサイトです。
副業するならクラウドソーシングは必須!
つまり、クラウドソーシングサイトを利用することで営業などしなくても自分に合った、もしくは自分ができそうなお仕事を探すことができます。
クラウドソーシングサイトはたくさんあると思いますが、以下の4つのサイトが有名です。
✓副業で人気のクラウドソーシングサイト
➥上記のサイトは動画編集だけでなく、Wライティング案件もたくさん募集されているため、副業・在宅ワークを始めたい人は登録してみてください。
では、実際にどのような動画編集のお仕事が募集されているのか見てみましょう。
今回は私が始めて動画編集のお仕事を受注したLancers[ランサーズ]の中から募集中の動画編集案件を探してみます。
ランサーズの公式サイトを開き、
仕事を探す
➥写真・動画・ナレーション
➥動画・写真・画像
の順番で検索条件を絞ってみると、動画編集案件がゴロゴロでてくるはずです。
適当に1つ案件をピックアップしてみました↓

上記案件の仕事内容は以下の通り。
✓動画編集のお仕事内容
- サムネイル作成
➥検索するとわかりやすいですが、動画の表紙みないなものです - テロップ(フルテロップ)
➥語り言葉すべてに字幕をつけること - BGM
- 効果音
- イメージ画像挿入
- カット
パっと見た感じだと、1人しゃべり系動画で先ほど例のマナブさんの動画っぽい感じで編集すればOKのようです。
これで、1動画あたり報酬5,000円です。
さらにこの案件では、月10~15本の編集を依頼したいとのことですので、月10本だけでも報酬5万円となります。
ちなみに、Vlog系の動画編集案件はビジネス系に比べて案件数は少なくなりますが、1動画あたり1万円以上の報酬単価で募集されていることも珍しくありません。
実際に募集されている案件をチェックすることで、おおまかなイメージはつかめると思いますので、とりあえず、クラウドソーシングサイトで市場調査をしながら動画編集を学んでいくことから始めましょう。
動画編集は独学でもOK?初心者でも大丈夫?
結論から言うと、動画編集は独学のみでOKです。
YouTubeなどで動画編集の教材を無料で見ることができるため、独学でも動画編集スキルを身に着けることができます。
とはいえ、ある程度はパソコンに慣れていなければ、全くの初心者が独学で動画編集を学ぶことは難しいかもしれません。
以下、参考までに。
✓独学で動画編集を学べる人の特徴
- パワーポイントでプレゼン資料が作れる
- 自分でネット上に転がっているフリーソフトをインストールして利用することができる
- 1人でも頑張れる
もし、「パワーポイント使えない…」という人は独学で動画編集を始めるのはちょっと難しいかもしれません。。
また、動画編集するためには動画編集ソフトをパソコンにインストールして使えるようにしなければいけないため、動画編集ソフトのインストール方法やソフトの使い方を自分で調べながら習得する必要があります。
とはいえ、動画編集のオンラインスクールは安くはありません。。
以下はプログラミングスクールで有名なTechAcademy[テックアカデミー]の運営する動画編集スクールです。

✓受講料:4週間コースで『174,900円』
ちょっと高すぎます。。
しかし、TechAcademy[テックアカデミー]の運営する動画編集スクールは、Adobe社のサポートを受けており、Adobe CCを3カ月分無償提供してもらうことができます。
✓Adobe CCとは?
Adobe CC(= Adobe Creative Cloud)は、Adobe社が提供する映像編集アプリケーションの“コンプリート版”です。
つまり、動画編集に利用されるPremeire ProやAfter Effectだけでなく、Photoshoや Illustratorを含む、すべての映像編集アプリケーションが使えるライセンスです。
➥Adobe CCのライセンス使用料:39,980円
※詳細はAdobe公式サイトをご参照ください。
もし、動画編集ソフトをインストールしていない人にとっては、実質39,980円OFFで動画編集スクールを受講することができます。
受講料174,900円 → 実質134,920円
※Adobe CCのライセンス料を考慮した場合
それでも10万円以上の受講料は安くはありませんね。。
とはいえ、動画編集スキルが身に付けば、月10万円の副収入を得ることも難しくないため、受講後の1~2ヶ月で元を回収できるはずです。
初心者でも動画編集で月10万円!
ランサーズで1件10万円の案件を受注した経緯についてはこちらのページにまとめています。
私ができたのだから、あなたもできるはず。
まずはYouTubeを見ながら独学で動画編集を始めてみてください。
そのまま独学で続けられそうならOK。どうしても独学では続かない…という場合は「オンラインスクールを利用す手段もある」ということは覚えておくと良いでしょう。
とはいえ、初期投資費用としては受講料高すぎなので、やっぱり“独学”がおすすめです。
まとめ:動画編集は初心者におすすめの副業
動画編集は初心者でも始めやすく、比較的短期間で収益化することができる副業です。
ただし、デメリットは初期投資が必要なこと。
初年度で20万円くらい必要です…
✓パソコン:15~20万円
✓動画編集ソフト:約3万円/年
ただし、動画編集の基礎さえ身に付けることができれば、数ヶ月で初期費用分を回収することができるはずです。
ちなみに、「初心者でも大丈夫?」「今から始めても遅くない?」という不安があると思いますが、心配する必要はありません。
初心者でも動画編集で稼げる理由
- 動画広告市場が伸びている
- 動画編集スキルは意外と誰でも習得できる
- パソコンとスキルがあればどこでもいつでも副業できる
上記の理由から、動画編集は今でもおすすめできる(初心者でも稼ぎやすい)副業といえるでしょう。
もし、今日から始めるなら3ヵ月後にはクラウドソーシングサイトで動画編集のお仕事を受注できるようになっているはずです!

※3ヵ月後の収益化を目標にしましょう。