Webライターが報酬をUPさせる方法は2つだけ。
- 受注数を増やす
- 文字単価を上げる
副業でWebライターをしている場合、副業に使える時間は限られるため、受注(納品)数を増やすことは現実的に難しいかもしれませんね。
ただし、文字単価は交渉によって上げることが可能です。
文字単価が1.0円 → 2.0円にUPするだけで、報酬額は2倍になりますね。効率的に報酬額を増やしたいなら文字単価を上げてもらうのが一番の近道です。
以下の例文を参考にして文字単価を交渉してみてください。
※交渉タイミングは継続案件を受注した時です。
文字単価交渉の例文
お世話になります。
引き続きご依頼ありがとうございます。
なお、大変恐縮ではございますが、1点ご相談がございます。
次回ご依頼をお引き受けするにあたり、1文字数あたりの単価を見直していただくことは可能でしょうか?
現在の〇円を〇円に変更いただけると幸いです。
もし、文字単価を見直していただける場合、○○様への納品を最優先させていただくことで、月に○○本の納品が可能でございます。
誠に勝手なお願いで恐縮ですが、ご検討いただけると幸いです。
こんな感じで交渉してみましょう。
※上記の例文はコピペOKです。
本ページでは「Webライターが文字単価を交渉する時のポイントとタイミング」さらに、実際に文字単価交渉してみた体験談(成功例と失敗例)をご紹介します。
Webライターが文字単価を交渉する時のポイント
まず始めに、文字単価交渉は必ず成功するとは限りません。クライアントによっては予算が決まっているため、交渉の余地がないこともあります。
そのため、文字単価交渉は断られても気にしなくてOKです。むしろ、文字単価がUPしたらラッキー♪っという感覚で交渉してみましょう。
文字単価を交渉する時のポイントは以下の3つ。
- 曖昧な交渉はしない
- 具体的な文字単価を提示する
- クライアントのメリットを提示する
1つずつ見てみましょう。
①:曖昧な交渉はしない
曖昧(あいまい)で回りくどい交渉はNG。
例えば「もし可能なら文字単価上げて欲しいけど、予算的に難しいなら今の条件でも問題ありませんが…」みたいな。
文字単価交渉するときは、スパッと自分の意思をはっきり伝えましょう。
ただし、ぶっきらぼうな言い方はNG。「丁寧かつ謙虚、だけど意思は強く」を心掛けた文章で率直に文字単価交渉しましょう。
②:具体的な文字単価を提示する
文字単価交渉する際は、希望の文字単価をはっきり伝えましょう。
文字単価交渉するために何度もメッセージのやり取りをするのは、クライアントにとってメリットはありません。余計な仕事を増やしてしまうだけです。
そのため、「YES 」or「NO」のどちらかで回答できるような交渉を心掛けることも、文字単価UPを成功させるためには重要です。
③:クライアントのメリットを提示する
ただ「単価を上げて欲しい」と言うのではなく、クライアントにとって単価を上げるメリット(理由)を一緒に提示しましょう。
クライアントに提示するメリットの例
- WordPress入稿までお引き受け可能です
- フリー素材の画像挿入までお任せください
- 月○○本まで納品可能です
などなど。
基本的に、クライアントは文字単価を上げたくありません。
それでも、「このWebライターにはお世話になっているし、文字単価上げてもいいかな」と思わせるような提案を考えてみてください。
ただし、「今後もこのWebライターに記事を書いてほしい」とクライアントに思ってもらえている場合、特別な条件を提示しなくもあっさりと文字単価がUPすることも珍しくないでしょう。
Webライターが文字単価を交渉するタイミング
例えば、2回目の依頼を受けた時に文字単価交渉しても断られる可能性は高いですよね。では3回目はOK?5回目は?と疑問に思って人は以下を参考にしてみてください。
Webライターが文字単価交渉する時の具体的なタイミングは3つ。
- 信頼関係が築けているとき
- 月5本以上の継続依頼を受けているとき
- 他のクライアントからも依頼を受けているとき
1つずつ見てみましょう。
①:信頼関係が築けているとき
例えば、3ヵ月以上継続して依頼してくれるクライアントの場合、信頼されているからこそお仕事を振ってくれていると思って間違いないでしょう。
また、納品した記事の検収作業がスムーズな場合も記事内容に信頼を置いている証拠だと思います。
「私、信頼されているかも!?」と思ったら積極的に文字単価交渉してみましょう。
逆に、まだ1ヵ月未満の付き合いだったり、納品した記事に対して毎回修正依頼が返ってくるような場合はまだまだ。このような状況で文字単価交渉は難しいでしょう。
②:月5本以上の継続依頼を受けているとき
クライアントの立場で考えると、クラウドソーシングサイトで募集をかければWebライターなんていくらでも見つけることができます。
それにもかかわらず、毎月まとまった記事数を特定のWebライターに依頼しているということは、クライアントにとって必要な存在になっている証拠です。
また、新しいWebライターを探すよりも既存のWebライターの文字単価を上げた方がクライアントにとってコスパが良いケースもあります。
そのため、月に5本以上を継続的に依頼されている場合は文字単価交渉の余地ありです。
③:他のクライアントからも依頼を受けているとき
Webライターは複数のクライアントから同時に依頼を受けているケースも珍しくはありませんよね。
効率よく稼ぐためには、文字単価の高いクライアントからの依頼を優先的に受注することは必要不可欠でしょう。
そのため、文字単価の低い案件は依頼を断るか、文字単価交渉しなければいけないタイミングがあると思います。
“売れっ子”は言い過ぎかもですが、複数のクライアントに必要とされるWebライターになっていることは間違いありません。
客観的な評価に合った文字単価を求めることは悪いことではないので、積極的に文字単価交渉していきましょう。
Webライターの文字単価の相場
Webライターの文字単価ごとに求められる記事内容・レベルは以下の表を目安にしてみてください。
文字単価 | 仕事内容 | ジャンル(例) |
0.5~1.0円未満 (未経験者~初心者) | – 体験談 – 口コミ・レビュー | なんでもある |
1.0~1.5円未満 (初心者~中級者) | – SEOライティング – 専門知識が必要な記事 | なんでもある |
1.5~3.0円未満 (中級者~上級者) | – SEOライティング – 専門知識が必要な記事 – 記事構成の作成 – ワードプレス直接入稿 | – 金融・クレジットカード – 投資・株 – FX・仮想通貨 |
3.0円以上 (上級者~プロ) | – SEOライティング – セールスライティング – 専門知識が必要な記事 – ワードプレス直接入稿 – 監修・コンサル | – 医療・健康 – 借金・債務整理 – 税金・法律関係 |
※スマホでご覧の方は左右にスクロールできます。
文字単価が上がるにつれて求められるライティングスキルが高くなり、さらに依頼内容も専門的な分野に特化されていきます。
それぞれの文字単価について詳しく見てみましょう。
文字単価:0.5~1.0円未満【未経験者~初心者】
1.0円未満の案件では、個人ブロガーがWebライターを募集しているケースが多いです。
とはいえ、クラウドソーシングサイトが仲介しているため、報酬の支払いを拒否されたり、報酬を支払わずに逃げたり等のトラブルはありませんので、ご安心ください。
文字単価0.5~1.0円の案件の特徴
- 実績がない初心者でも採用されやすい
- 下調べなしで執筆できる内容が多い
- 時給換算で500円未満になりやすい
- 単発のお仕事が多く、継続案件がもらいにくい
Webライターで稼ぐためには、実績・評価が付くまでの下積み期間が必要です。
※5~10件くらい実績・評価を作っておきましょう。
時給換算すると割に合わないお仕事になってしまいますが、この期間を乗り切れるかどうかがWebライターとして稼げるかどうかの分かれ道となります。
文字単価:1.0~1.5円未満【初心者~中級者】
1.0円以上の案件になると、急に求められるレベルが高くなります。
また、1.0~1.5円の案件は月10万円以上稼ぐWebライター中級者の人達も新規クライアントを探して応募してくるため、過去の実績・評価がなければ受注が難しい価格帯ということは覚えておきましょう。
文字単価1.0~1.5円の案件の特徴
- 実績・評価がなければ受注するのは難しい
- リサーチに時間がかかる案件が増えてくる
- 継続案件をもらいやすい
- 単価交渉できる可能性あり
ちなみに、文字単価1.0円以上の案件を受注できるようになると、月10万円を目指せるようになりますよ。
文字単価1.5円~3.0円未満【中級者~上級者】
文字単価1.5円以上の案件は、クラウドソーシングサイトの中でも高単価の扱いになるため、中級者以上のWebライターでも受注が難しくなります。
ただし、1度採用されれば長い付き合いになりやすく、納品記事数や記事のクオリティに応じて文字単価を上げてもらえるケースが多いです。
文字単価1.5~3.0円の案件の特徴
- 中級者以上のライターでも受注が難しい
- 専門的な知識とSEOライティングは必須になる
- Web面接や月○○件以上納品などの条件付きの案件あり
- 採用されれば継続案件をもらいやすく、文字単価も上がりやすい
クラウドソーシングサイトでライター案件を探す場合、初回から文字単価2.0円以上を出してくれるクライアントはほとんどいません。
そのため、文字単価2.0円以上の案件を受注しているWebライターは、継続案件をもらう過程で積極的に“単価交渉”をしています。
つまり、文字単価交渉は“Webライターとして稼ぐコツ”です。
文字単価3.0円以上【上級者~プロ】
3.0円以上の案件は、YMYLジャンルと言われる医療健康系ジャンルや借金・法律関係ジャンルの専門知識が必要になる案件が多いです。
ぶっちゃけ、文字単価3.0円以上の案件を受注できるかどうかは“資金が豊富なクライアントに出会えるかどうか”で決まります。つまり、運の要素が大きいかも。
文字単価3.0円以上の案件の特徴
- YMYLジャンルの専門知識が必要
- Webメディア運営の経験・知識が必要
って思っていました、、こんな僕でも初めて文字単価3.0円案件受注できました!
今月のブログ収益が激減したのでWebライター案件応募しまくったら初めて文字単価3円の案件を受注できました😱
ちなみにブログ収益が激減した原因は広告主側がホワイトリスト対応に切り替えたから💦ブログって終わる時は一瞬…😑
気持ちの整理が着くまで文字単価3円ライターとして頑張ります٩( ᐛ )و— たびの@海外ノマド (@tabinomad2020) June 28, 2022
ぶっちゃけ、文字単価3.0円案件が受注できた一番の理由は、単価が高い専門ジャンルに特化して実績を作っていたことだと思います。
ちなみに、その専門ジャンルは『海外FX』です。
もし「自分には専門がない…」という人は海外FXの勉強をすることをおすすめします。海外FXに詳しくなるとWebライターの案件が途切れることはないですよ。
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実際に文字単価を交渉してみた結果
私は継続案件を10件ほど納品したくらいのタイミングで文字単価交渉しています。結構せっかちかも。(笑)
でも、文字単価交渉の余地なり?なし?が早い段階でわかるので、より良い条件のクライアントを探しやすくなります。
では、「文字単価がUPした成功例」と「あっさり断られた失敗例」をご紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
【成功例】文字単価交渉が認められた例
以下は、文字単価1.5円→2.0円にUPした時のクライアント様とのやり取りです。
ぶっちゃけ、交渉というほどのやり取りはなく、あっさり文字単価を上げてもらうことができました。
✓月の納品数を増やせます!
✓納期をもっと短くできます!
など。このような交渉をせずに文字単価UPに応じてくれたのは“運が良かっただけ”かもしれません。
ちなみに、クライアントとのメッセージのやり取りはChatwork[チャットワーク]を使うケースが多いです。
クラウドソーシングサイトはクライアントとの直接のメールのやり取り、および直接契約を禁止していますが、Chatwork[チャットワーク]を使って連絡を取り合うことは認めています。
もし、クライアントに「チャットワークで連絡してもいいですか?」と聞かれても不信に思う必要はありませんのでご安心ください。
【失敗例】文字単価交渉が断られた例
以下は、文字単価1.2円→2.0円にしてもらえるように単価交渉をした時のクライアント様とのやり取りです。
あっさり断られ、継続依頼の話もなくなりました。
ぶっちゃけ、安く買い叩かれてるなぁと思っていたので、打ち切りになっても凹むことはありませんでした。
Webライターを始めたばかりの頃は、自分を安売りしても受注数を増やして実績を作ることは重要だと思いますが、そのフェーズを過ぎた後は、自分の提供する成果に対する報酬を要求しても全然問題ありませんよ。
まとめ:Webライターは文字単価2.0円まで積極的に交渉しよう!
私は現在、Webライターとして月10~15万円を稼げていますが、継続案件をいただけるようになったクライアントには積極的に文字単価交渉をしています。
ぶっちゃけ、断られることも多いし、そのまま継続案件を依頼してもらえなくなるケースもあります。それでも気にしなくてOK。
つまり、文字単価交渉は断られるのが当たり前。文字単価UPしてくれるクライアントがいればラッキー♪って思いましょう。
とはいえ、文字単価交渉できるくらいのWebライティングスキルは必須です。そのうえで、以下のタイミングをみて文字単価交渉してみましょう。
文字単価交渉のタイミング
- 信頼関係が築けているとき
- 月5本以上の継続依頼を受けているとき
- 他のクライアントからも依頼を受けているとき
もし、「採用されるようになったけど継続案件がもらえない…」という人は、Webライティングスキルが足りていない可能性があります。
以下を参考に文章力を鍛えてみましょう。
ちなみに、上記の参考書は購入する必要ありません。
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